AMEX QUICPayが終了でもiPhoneでのQUICPayは継続!?その違いを解説

アメックスのクイックペイ 教育・生活

現在SPGアメックスカードを持っているのですが、先日アメックスのクイックペイが終了するという案内を見ました。

僕はiPhoneにSPGクレジットカードを登録して普段からコンビニやガソリンスタンド、スーパーなどでクイックペイの支払いを行なってきたのですが、ついに使えなくなってしまうのかと勘違いをしていました。
実際は、AMEX QUICPayiPhoneに登録して使うQUICPay別物で、iPhoneでは引き続き使えることが分かりました。
その際に、これらの違いを調べてみたのでこの記事でまとめます。

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QUICPayなどの電子マネー使ってますか?

携帯に登録して使うタイプの電子マネーはedy(エディー)をはじめとして10年以上前から存在していましたが、そこまで人気はありませんでした。

ここ数年で携帯電話で電子マネーを使う人が増えてきたのは間違いなくiPhoneが電子マネーに対応してからだと思います。
iPhoneが電子マネーに対応したのはiPhone7から。
発売は2016年なのでこの記事作成時点でまだ2年しか経っていないんですね。

僕もiPhoneでIDやQUICPayを使っていますが、子供を抱っこしている時なんかはかざすだけで支払いができるので特に重宝しています。
特に子連れのママさんはリュックに財布を入れる方が多いので、お会計の際にいちいちリュックを降ろして開けて取り出して・・・となると大変ですし時間がかかってしまいます。
うちの妻も元々現金派だったのですが、iPhoneで電子マネーが使えるようになってからは専ら電子マネー払いになっています。

AMEX QUICPay終了の案内

僕が勘違いしたのはアメリカンエキスプレス公式ページの以下の案内を見たからです。

「AMEX QUICPay」サービス終了のお知らせ

誠に勝手ではございますが、携帯電話やスマートフォンを利用した決済システム「AMEX QUICPay」は、2019年2月28日をもちまして、サービスを終了させていただくことになりました。

「AMEX QUICPay」サービス終了のお知らせ

この案内を見て驚きました。
これを読むと、SPGクレジットカードに限らずアメックスブランドのクレジットカードでは携帯やスマートフォンでQUICPayが使えなくなるのだと思いました。
当然、僕が使っているiPhoneでもクイックペイが使えなくなるのかと思いきや、それは早とちりでした。

続けて読むと、以下のような記載もありました。

なお、Apple Pay™の決済システムで使用しているQUICPay+™(クイックペイプラス)のサービスは、引き続きご利用いただけます。

「AMEX QUICPay」サービス終了のお知らせ

え!?Apple Payで使用するQUICPayはQUICPay+だから引き続き利用できる?
あ、AMEX QUICPayとiPhoneに登録して使うQUICPayは別物だったんだってことをここで気づきました。

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AMEX QUICPayとApple Payの違いとは?

それではAMEX QUICPayとApple Payの具体的な違いはどこにあるのでしょうか?
それはAMEX QUICPayはQUICPay、Apple Payに登録して使うQUICPayはQUICPay+という点です。

要するに、QUICPayにプラスが付くかどうか、分かりやすく言えば新しいバージョンがQUICPay+、従来のQUICPayにはプラスが付かないQUICPayということになります。
そうすると、QUICPayとQUICPay+の違いも気になってきます。

QUICPayとQUICPay+の違いとは?

QUICPayはJCBによって運営されていますが、その公式サイト上に記載されている違いを一覧にすると以下になります。

QUICPay QUICPay+
上限金額 2万円まで 2万円以上も可

紐付け可能カード

クレジットカード クレジットカード
デビットカード
プリペイドカード
利用形態 カード型
キーホルダー型
おサイフケータイ
スマートフォンのみ
処理方法 オフライン オンライン

ユーザーが認識できる違い

普段QUICPayを使用するにあたり、ユーザー側が自身で使用しているのはQUICPayなのかQUICPay+なのかを認識することはないと思います。
しかしながら上記の表を見てみると大きな違いがあることが分かります。
例えば支払える上限金額が2万円までなのがQUICPay、2万円を超えても使用できるのがQUICPay+です。
またキーホルダー型のQUICPayやカード型のQUICPayなど、物理タイプの物は全てQUICPayであることが分かります。

物理タイプのものは認証なしに使えてしまうので落としたら最後、悪用されてしまったら大変です。
でも表内の「紐付け可能カード」の欄を見ていただければ分かる通り、QUICPayはクレジットカードにしか紐付けできないので悪用されてしまったら通常クレジットカード会社に補償はしてもらえます。

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オンライン処理とオフライン処理

QUICPayとQUICPay+の違いを生み出している重要な要素はオンライン処理オフライン処理かという点です。
オンライン処理とは、クレジットカードを使用する時のように、かざす際に即時オンラインでカード情報などを照会できることです。
QUICPay+はオンライン処理ができるからこそ、2万円の上限がないですしプリペイドカードやデビットカードとの紐付けもできるようになりました。

例えばau WALLETカードはQUICPay+に対応したプリペイドカードであり、チャージして使うこともできます。
僕はApple Payにau WALLETカードを登録して使っているのですが、QUICPay+対応端末で使用すると残金が幾らかau WALLETアプリ上に直ぐに反映されるんです。
こういうのもQUICPay+ならではだと思います。

逆にオフライン処理だと即時照会ができないので、悪用されてしまうリスクを考慮してJCBが保険として上限2万円までかけているんだと思います。
そのため、例えQUICPay+でもQUICPayしか対応していない端末では支払える上限は2万円までとなっています。(*あくまで個人の見解)

では何故はじめからオンライン処理にしなかったかというと、当時はオンライン処理にするための通信環境が整っていなかったからだと思います。
QUICPayやIDなどがクレジットカードと差別化を図るためには、サインレスの他にも支払いがスピーディーに行える必要がありました。
せっかくQUICPayを使っても通信環境が貧弱なためにカード会社に照会を行うための処理に時間がかかってしまっては意味ないですしね。
ようやく店側もカード会社側もその通信環境が整えられてきてQUICPay+に置き換わってきているのだと思いました。

また使う端末側のセキュリティー環境も整えられてきたことがあげられます。
Apple Payを使用した方は分かると思いますが、使用するためには指紋認証顔認証が必要です。
例えiPhoneを盗まれてしまってもこれではQUICPay支払いはできません。
この場合、カード会社からしてみても2万円の上限が撤廃されてもリスクはかなり低いですよね。

ただ、今までQUICPayやIDを使ってきて、日常で2万円を超える支払いがあるかと言われると、ほぼないですね・・・
高額と言っても1万円を超えるスーパーマーケットの支払いくらいです。
そもそも高額な料金が発生するお店はQUICPayなどが使えないことの方が多く、クレジットカード払いになりますしね。

その一方で最近では家電量販店でもQUICPay+対応したりもしてきているので、IDやQUICPayなどが使えないクレジットカードは徐々に淘汰されていくのではないかと予想しています。

アンドロイド端末で登録できないのは何故?

今回のクイックペイが使用できなくなるという案内は、iPhone7以降のiPhoneユーザーには影響はありません。
影響があるのはiPhone7以前のiPhoneユーザーとアンドロイドスマホを使用しているユーザーで、例え現在アンドロイド端末を使っていてもAMEX QUICPayが終了後はAMEXカードをアンドロイド端末に登録することも使用することもできません。

そもそもアンドロイド端末でQUICPay+を使用するにはGoogle Payに対応することが必要なのですが、AMEXの公式案内を見るとAMEXがGoogle Payに参入する予定は無いそうです。

その一方でGoogle Payの仕様を見てみるとGoogle Pay自体はQUICPay+に既に対応しており、本記事を作成している本日(2018年10月9日)からサービスを開始したそうです。
そのため技術的にはAMEXでも可能だと思われるのでAMEXがGoogle Payに参入さえしてしまえばGoogle PayでAMEXカードを登録して使えるようになると思います。

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